【はじめに
 茨城県は全国一の栗の生産地です。しかし、生栗のまま出荷されるのがほとんどであり、全国に通用する茨城県の名産品とはなっていないのが現状です。そこで、(株)小田喜商店と共同研究を実施し、菓子の原材料として風味の良いペーストの加工法を開発しました。更にペーストを利用した栗菓子の製品化研究を行い、このたび市販に至りました。

【栗ペーストの製造技術】
 栗は香りがほのかで加工工程が進むほど風味が失われていきます。栗の風味を損なわないでペーストにするには、加熱時間を短くし、煮沸殺菌後は速やかに冷却し、急速冷凍後保存することが風味を残す加工方法として大切です。
 ペーストの製造方法は、


となります。
また、これまで手作業により行っていた可食部を取り出す作業を機械化することによりコストダウンを図りました。

【栗菓子製品化】
栗の風味の残る菓子をつくるために「食品添加物・香料等を使わない」「糖度をあまり高くしない」こと等を心がけました。さらに、練る・焼く等の加工も手短に行いました。この結果,目標どおりの栗の風味の残る栗菓子の開発に成功しました。この栗菓子「栗やの栗菓子」は栗の旬を考慮して、11月〜3月までの季節限定商品として(株)小田喜商店にて発売中です。
また、菓子等加工原料としてのペーストや渋皮煮も販売されています。


(株)小田喜商店(TEL:0299-45-2638)
http://www.net-ibaraki.ne.jp/odaki/


「栗やの栗菓子」外観



「栗やの栗菓子」(ふろしきをとれば)



「栗やの栗菓子」

(加工食品部 鹿島)